こんにちは!Smart MoneyのTakumiです。
今日は僕の過去の「投資の失敗談」をお話します。
なぜこの話をするかというと、この「言われるがまま投資」の失敗体験があったからこそ、今の投資環境とリテラシーを身につけることが出来たと心底感じているからです。
大手銀行の応接室に通されて浮かれたカモになった

今から10年以上前、30代の前半になり収入が増えて来たので銀行預金の額も右肩上がりに増えていきました。
そのせいもあってか、某◯◯ほ銀行をうかがった際に、行員から呼び出されて応接室に通されるという体験をしました。
応接室にてお茶と菓子を出され、課長職の行員さんから
「お客様の口座は現金が増えていらっしゃって〜」
「ですので、提携系列の◯ず◯証券に口座を開いて」
「投資信託というのはですね〜」
「見てくださいこの右肩上がりのグラフ」
「今の一番人気はこの銘柄です」
と・・
勧められるがままに「医療系銘柄の投資信託」など合計で200万円ほど投資しました。
「大手の銀行が応接室に通してまで勧める銘柄だ、儲かるんだろう」
当時の自分はアホみたいにこう思ったわけですね。
小金を稼いだ無知な若者なんて、正にネギをくわえたカモに見えたことでしょう。
そして何よりのカラクリが、証券会社の受け取る手数料が年間3〜4%と超高額の銘柄だったのです。
不幸中の幸いで、記憶によれば1〜2年の間に数十万円のマイナスの時点でこのカラクリに気づいて解約。
いわゆる「人生の授業料」をここで払うことになりました。
大手銀行と証券会社に感じた「違和感」と「不審感」
「誰もが知るような大企業が、顧客を相手に損をする話を持ちかけるわけが無い」
もちろん、この時に銀行側は法に沿った手順を踏んでいたことでしょう。
しかし、これが「フェアなビジネス」かと言われれば、とてもそうだとは思えません。
2019年にはあのゆうちょ銀行も、投資信託を不適切に高齢者に勧めたという似たような件が発覚し大きなニュースとなりました。
これはやはり社会の大きな闇の一つとして、大企業が情報弱者から吸い上げる仕組みなのだ・・!と感じたのです。
大げさですが、はじめて社会の闇を自分の目で見たような感覚でした。
大人は「お金」について学ばないと生きていけない

当時はこの怒りをどこにぶつけて良いのかも分からず、しばらくの間は悶々とした気持ちを引きずっていました。
そんなある時、1冊の本が自分の目に飛び込んできました。
橘玲さんの著書「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門 」これが自分の「お金の勉強」のスタートラインでした。
この本を今見直しても社会に切れ込む橘玲さんらしい良書で、我ながら1冊目から良いチョイスをしたと思います。(リンクは新板です。)
そこからは山崎元さんの著書を読んだり、バフェットを知り、マンガーや歴代の賢人と言われる投資家の本を読み漁りました。
それと同時に、当時から手数料最安値を売りにしていたSBI証券に口座を開設。
特定口座に加えてNISAやideco口座もスタートし、米国株のETFやインデックスファンドの積み立てを開始しました。
そしてもちろん今も、大いなる自信を持って積み立てた資産その大部分を保有し続けており、かなり大きな利益が出ています。
あの時に痛い目にあっていなければ、逆に熱心に投資の勉強することなく「ああ、NISAってとりあえずアメリカの投資信託買っとけば良いんでしょ〜」なんて軽い気持ちでいたかも知れません。
このような体験を経たからこそ、このサイトを通じてこうしてみなさんに投資の情報を共有したい!という強い想いがあるのです。
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